パンダアップデートは、googleが2011年2月末より全世界的に行っている検索アルゴリズムの改変のことで、パンダは正式名称ではなくコードネーム”Panda”になります。当初マスコミの間では「ファーマーズアップデート」と呼ばれていましたが、このプロジェクトのキーマンであるエンジニアの名前を取って、”Panda”と名づけられた。(by Googleフェローのアミット・シンガルがWiredのインタビューで回答)
パンダアップデートの主な目的としては、ユーザーにとって価値の低いサイトやスクレイピングサイト(コンテンツを一部コピーして作成したサイト)を、googleが発見し排除することを目的としており、各ページに影響するとともに、サイト全体にも影響を及ぼします。導入当初は、Googleの検索結果順位は大きな変動が続き、大手サイトでも評価が下がるサイトもありました。主に対象ページの「キーワード」における検索順位に大きな影響を及ぼしました。そのため現在まで、さまざまな対策や修正の事例が公開されております。
依然として、日本語・中国語・韓国語への導入の公式発表はありません。(2012年6月26日現在)
2011年2月24日 パンダアップデート1.0 | google公式ブログで発表 非常に規模の大きいアルゴリズム変更で検索全体の11.8%に影響を与える。 ユーザーにとって価値の低いサイトやコピーコンテンツサイトのランキングを下げる。米国だけでの導入。 |
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2011年4月11日 パンダアップデート2.0(約7週間隔) | google公式ブログで発表 パンダ・アップデートを全世界のGoogleに導入(英語圏) |
2011年5月10日 パンダアップデート2.1(約4週間隔) | 規模が小さいアップデート |
2011年6月16日 パンダアップデート2.2(約5週間隔) | スクレイピングサイト対応が主目的のアップデート 日本語を含む英語以外へのパンダ・アップデートの導入時期未定 |
2011年7月23日 パンダアップデート2.3(約5週間隔) | 小規模な更新 |
2011年8月12日 パンダアップデート2.4(約3週間隔) | google公式ブログで発表 全言語導入で6〜9%に影響(依然として日本語未導入) |
2011年9月27日 パンダアップデート2.5(約7週間隔) | 更新(日本語・中国語・韓国語未導入) |
2011年10月19日 パンダアップデート3.0(約3週間隔) | パンダ2.5後数週間にわたってパンダのアルゴリズムとサイト更新。(9月27日・10月3日・10月13日) |
2011年11月18日 パンダアップデート3.1(約3週間隔) | 小規模に更新 影響を受けるのは1%未満 |
2012年1月18日 パンダアップデート3.2(約8週間隔) | データリフレッシュの更新 |
2012年2月29日 パンダアップデート3.3(約6週間隔) | データリフレッシュの更新 |
2012年3月23日 パンダアップデート3.4(約3週間隔) | パンダのアルゴリズムへの継続的なアップデート |
2012年4月19日 パンダアップデート3.5(約4週間隔) | パンダのアルゴリズムに新しいアップデートをリリース 大きく影響を受けたサイトもあった。同時期にペンギンアップデートもあったため影響範囲は大きかったようです。(日本未導入) |
2012年4月27日 パンダアップデート3.6(約1週間隔) | リフレッシュ更新は、多くのサイトに影響を及ぼさない限られた更新 |
2012年6月8日 パンダアップデート3.7(約6週間隔) | リフレッシュ更新は、世界的約1%程度の影響範囲 |
2012年6月25日 パンダアップデート3.8(約2週間隔) | アップデートの影響範囲は世界で1%程度 |